カテゴリ:文学( 19 )

 

星の王子さま

「私たちには、倒れる権利ではなく、ただ、自分自身を高める権利だけがある。」
1943年にアメリカで出版された「星の王子さま」の著者、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリは、かつてこのように書きました。「星の王子さま」は、あるパイロットのお話です。彼は、人生と自由と愛に瞑想するのと同じように、飛行機で空を飛び、そして、空での冒険を本に書いて人生を過ごした人でした。彼は、素朴で繊細な、まるで詩のような表現で、人間の心への深い理解をメッセージとして伝えました。彼のメッセージは、子供でも理解することができ、そしてまた、どんな大人からも、そのメッセージの中にある文学的・哲学的価値を賞賛されました。

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by Xavier_Astro | 2016-03-01 00:00 | 文学  

シェイクスピア物語メアリー&チャールズ・ラム兄弟の風変わりな関係

先々月のコラムの中で、「シェイクスピア物語」の著者、メアリー&チャールズ・ラム兄弟について書きましたが、この本は偉大なシェイクスピアの戯曲を、19世紀初頭の子どもや若者のために読みやすくして書かれたものです。ラム兄弟の文章スタイルが明快さと優美さを併せ持ってることは認めますが、シェイクスピアをいささか優しく簡単にし過ぎてるのではないか、とずっと私は文句をつけてきたのでした。

私が心配なのは、この物語を読んだ人々が原典を読む必要はないと思ってしまうかもしれないということです。私としては、まずシェイクスピアの原典を読んだあとで、このシェイクスピア物語を読むという順序をお薦めします。こうして読まれてこそ、ラム兄弟の功績は十分に評価されうるものと思っています。

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by xavier_astro | 2014-07-02 00:00 | 文学  

THE STRANGE CASE OF THE BROTHERS LAMB

In one of our latest articles I had mentioned the brothers Mary and Charles Lamb, authors of ‘Tales of Shakespeare’, a book written to make this great dramatist easy to read for children and young people in the early XIX century. Although I acknowledged the clarity and elegance of their style, I had complained about making Shakespeare seem too easy and light.

The main point of my criticism is that those who read ‘Tales of Shakespeare’ may think that they do not need to read the actual plays anymore. In truth, I would recommend the opposite direction: reading the tales after a direct contact with Shakespeare’s works. In this way the talent of the brothers Lamb can be fully appreciated.

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by xavier_astro | 2014-07-01 00:00 | 文学  

ロミオとジュリエット

ロミオとジュリエットは、疑うまでもなく、シェイクスピアの作品の中で最も有名で人気の高い作品と言えるでしょう。この本を一度も読んだことがない、あるいは舞台を見たことがないという人でも、名前は知っているでしょう。この物語のテーマは悲運の愛の完璧な典型とされてきました。世間の偏見と不寛容の犠牲者である年若い恋人たちのテーマは、作品の程度はいろいろですが、文学や映画の中で繰り返し扱われてきました。

『数ある悲恋の中でもロミオとジュリエットの物語ほど痛ましいものはない。』

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by xavier_astro | 2014-05-02 00:00 | 文学  

ROMEO AND JULIET

This is, undoubtedly, the most well-known and popular work of Shakespeare’s; so much so, that even those who have never read it or seen it know about it. ‘Romeo and Juliet’ has become the perfect example of ill-fated love; the theme of young lovers, victims of social intolerance and prejudice, has been one of the most recurrent in good and bad literature, as well as in films.
          ‘For never was a story of more woe
          Than this of Juliet and her Romeo’

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by xavier_astro | 2014-05-01 00:00 | 文学  

ヴィーナスとアドーニス

ヴィーナスとアドーニス」は、シェイクスピアの最も有名な長編詩の1つで、まだ若い頃に書かれた作品です。この頃、ロンドンでペストが大流行し、劇場が閉鎖されたために、彼は自身の戯曲を上演することができませんでした。シェイクスピアは資金を得るために、戯曲ではない様式である詩を書きました。詩はたいへんな成功を収め、いくつもの版で出版されることとなりました。この詩の美しさとエロティックな内容が大衆にウケたのでしょう。

私はこの詩を数日前に読み直してみて、神話ヴィーナスとアドーニスの物語のシェイクスピアの解釈に改めて驚かされました。ユング的な観点からは、この長編詩に描かれたイメージは、特に欲情的な恋愛関係において活性化されたアーキタイプを極めて繊細に表現しています。

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by xavier_astro | 2014-01-04 00:00 | 文学  

VENUS AND ADONIS

One of Shakespeare’s most famous long poems is ‘Venus and Adonis’. It was written when he was still young; he could not work on his plays because there was an outbreak of plague in London and the theatres were closed; so in order to make some money he tried a different genre. The poem was very successful and there were several editions of it; the public liked its beauty and strong erotic content.

I reread this poem a couple of days ago; I was astounded by Shakespeare’s interpretation of the myth of Venus and Adonis; from a Jungian perspective, the images of this long poem express very subtly the archetypes that are activated in a love relationship, especially when passion is involved.

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by xavier_astro | 2014-01-03 00:00 | 文学  

THE HOLLOW CROWN〜ホロウクラウン(空しき王冠)(2)

第3幕第2場面の初めの方に、リチャード二世が人間的になっていく過程の最初の兆しを描いた、もうひとつの美しい独白シーンがあります。リチャードは自分自身のことを、威厳があり尊ばれる王たる王だと思っていたにもかかわらず、今や終わりが来ようとしていることを悟ります。「墓と蛆虫(うじむし)の話をしよう。」ここで死に至らしめる罠としての王冠という主題が語られ始めます。「死すべき人間に過ぎぬ王のこめかみを覆う空ろな王冠の中では、死神という道化師が居座っているのだ。」王座はやがて追われる時が来るし、他の人々と同様に王とていつかは死すべき運命にある故に、権力も王の威厳も錯覚だと気づくのです。私たち人間が他の動物たちと違うのは、死を認識できるかどうかということなのでしょう。

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by xavier_astro | 2013-09-18 00:00 | 文学  

THE HOLLOW CROWN(2)

Earlier in the play (Act III, scene II), there is another beautiful monologue showing the first signals of the process of humanisation in Richard; he still sees himself as king, a royal and sacred person, but he now knows he is mortal: ‘Let’s talk of graves, of worms and epitaphs’.  Here he introduces the theme of the crown as a trap of death: ‘for within the hollow crown that rounds the mortal temples of a king, keeps Death his court’. Power and royal pomp are delusions because a king is mortal and has to die like any other men. What makes us human, different from all other creatures, is the awareness of death.

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by xavier_astro | 2013-09-17 00:00 | 文学  

THE HOLLOW CROWN〜ホロウクラウン(空しき冠)(1)

英語圏外でも文化的かつポピュラーで目立つものとしては、ウィリアム・シェイクスピアが挙げられるでしょう。彼の作品のうち戯曲はそれほど多くありませんが、ロミオとジュリエットハムレットオセロリア王テンペストなどがあります。これらは英国史において名だたる王と戦争について描かれたもので、史劇と呼ばれます。リチャード三世だけが西洋、東洋文化圏どちらにも親しまれた一般的な男な話ではないでしょうか。

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by xavier_astro | 2013-09-02 00:00 | 文学