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ザビエ・ベトコートより新年のご挨拶 2014

希望は種を発展させようとする人間の健康的な感情の最たるものでしょう。希望こそが私たちを健全に保ち、未来への展望を開かせてくれるのです。どんなに悲惨な過去であれ、今がどうであれ、希望は必要なものなのです。希望なしに人類がこれまで生き延びて来れたとは私は思いません。

宗教、政治、芸術、科学など人類が発展させてきたことの全ては、常に希望とともにありました。いのちが経験をしようとする時に希望を切り離すことなどできえません。その経験がどんなに痛みを伴うものであったとしてもです。

もちろん、希望は現実に根ざしているべきで、私たちが望みを抱くのは実現可能なものであるべきです。また、希望は責任を伴うものであり、私たちは然るべき利益を得て、そしてそれをさらに増やしていかねばなりません。現実的でない望みを抱くことは、希望が持てないことを誤摩化し、錯覚しているものについて無駄話をしてるようなものです。楽観主義には二つあって、一つは強い望みを抱く時に出て来るもの、もう一つは夢物語や幻想から来るもの、というのが私の意見です。

不正、悪政、平和を脅かす不条理な領土の要求や、戦争、大災害、天災は、もはや無視できないところまできています。それでも私たちは未来につなぐ希望を抱く必要があるのです。私たちは種として今ここに存在しているのですから。私たちが生き延びられるように祖先たちが最善を尽くして来てくれた結果として、私たちは今ここに存在できているのですから。

2014年は、第一次世界大戦勃発からちょうど100年となります。グリニッジ標準時の新年のチャートを見てみることにしましょう。楽観主義と悲観主義、希望と絶望の間の葛藤を、不思議なくらい明確に示しています。戦争の神である火星は双子座のアセンダントのところにあって、ディセンダントにある天王星(唐突な予期せぬ変化や脅威、不安定要素を示します)と不安定な拮抗を生もうとしています。命の最たる象徴である太陽と月は山羊座にあって冥王星と重なっており、困難を乗り切る手助けをしてくれようとしています。これらはまた未来への新しい土台を築き上げるように働くでしょう。土星は2室で蠍座にあり、おそらくはこのトランジットで最も暗く重たい危機的瞬間となるでしょうが、2室で起きるというのが救いとなります。人生の本当の価値が何であるのか、土星が示してくれることになるでしょう。とりわけ、楽観的で拡張的な性質の天体である木星が天頂、チャートの最も高い位置にあることは、私たちに希望を与えてくれます。
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1st Jan. 2014
00:00hrs.
at Greenwich, UK

さぁ、最高最善を望み、そして行動しましょう。それが実現させる最善の方法です。
日本の親愛なる私の友人たちに、このメッセージをお届けしたいと思います。

2014年お正月に。
ザビエ・ベトコート


原文はこちら

by xavier_astro | 2014-01-02 00:00 | メッセージ  

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