ヨガと占星術、その実践における鍵(1)

19世紀以来、ヨガの知識体型とその実践は、西洋の精神文明の発達にとって非常に影響力のあるものとなりました。ヨガのマスターであるパラマハンサ・ヨガンダ(※1)は、ヴィヴェーカーナンダ(※3)を代表とするインドの偉大な指導者たちによって、既にインドの精神文明の種が蒔かれていた地、ロサンゼルスに居住することを決め、1920年にはセルフ・リアリゼーション・フェローシップ(SRF)(※2)を設立しました。

それからというもの、数々の指導者やその関連組織を通じ、有名人や芸術家、思想家などを含む近代社会の人々に影響を及ぼすこととなりました。また、種々のヨガスクールやテクニックが、慌ただしい日常や物質主義的な生き方に代わる、精神性を求める手段として、高度に発展した国々を中心に拡がっていきました。70年代半ばからは、多くの人々が、本物であれ、もどきであれ、あるいは偽者であったとしても、グルと呼ばれる人の教えに付いていくようになりました。




しかし、新しい世紀に入ると生活は急に変化して、ニューエイジの過度な楽観主義は衰退していきました。それで、今や多くの人々は失望し、何を信じて良いのか、この混乱した時代に何を頼りにすれば良いのか、日常生活でどんな手段を実践していけば良いのかと困惑してるのです。

にもかかわらず、ヨガの叡知と実践は、今や最も安全で有用なツールとなっています。それはトランスサタニアン(土星外惑星(天王星・海王星・冥王星))の非常に活発なトランジットによって引き起こされる唐突な変化を乗り越えて行くために、非常に重要といえましょう。山羊座入りした冥王星が引き起こす大変容には、ある目的に向かわせるための秩序と鍛錬が必要なのです。この点が、この不確かな不安な時代において、ヨガが心身ともに健康を維持するための最も的確なメソッドとして際立っている、という理由です。

その上、ヨガの実践は、これら全ての変化における否定的な側面を超える、霊的、物質的大変革を起こすための燃料になりうるという利点があるのです。

本来の真のヨガの実践は、非常に要求度の高いものであり、この忙しい現代の生活様式においては、時間を割いてそのヨガの教えを遵守することは、殆んどの人にとって難しいことでしょう。正当なヨガの実践に必要とされる少なくとも1日三時間という時間を割ける人は殆んどいないでしょうし、自分たちの日常生活を置き去りにして、インドのアシュラム(寺院)で暮らせる人ものそうはいないでしょう。伝統的ヨガの身体熟練には多くの制約が伴います。アサナ(姿勢やエクササイズの型)やプラナヤマ(呼吸法)、あるいは、セックス(本当のタントラの実践を除いて)や豊食、アルコール、その他多くのことからの厳しい禁欲生活の実践を強いられることになるのです。いったいどんな人が、これらの喜び(快楽)を犠牲にすることができるというのでしょう?

とはいえ、現実的にとらえて求めるのならば、殆どのヨガの知識とテクニックを、生命に関わる経験の質を向上させ、私たちをとりまく変化のエネルギーの全てを、好ましい方向に統合させることが可能なのです。

この現代社会において、ヨガの教えの道に付いていくことが、いかに困難かということに気づき、ヨガのマスターたちは、そのテクニックやクリヤ(浄化法)、エクササイズ(アサナ)の手順を私たちの忙しい日常に合わせたものへと変えて来ました。クンダリーニ・ヨガの、バジャン(※4)などの幾人かのグルたちは、今が水瓶座の時代であろうが、カリ・ユガ(災難、苦難そして崩壊の時代)であろうが、私たちは危機的な時期に生きているのであり、理想的なヨガの指導者を待っている時間は無く、自分自身で今すぐに始めなくてはならないと主張しています。

私はこの20年間のクンダリーニ・ヨガの実践から、それを占星術とユング心理学と関連づけて考えるようになりました。ここで、ヨガを日常生活に取り入れるためのシンプルで実用的な手立てを幾つか提供したいと思います。これはその人の占星術のサインと土星と月に関係しています。

ヨガにおいて、とにかく大事なことは実践することであり、何を読もうが、何を聞こうが、ヨガを実際に経験していなければ、それはほとんど意味をなしません。どんな種類のヨガにおいても省くことの出来ない2つのこと、それは、アサナ(一連の身体の姿勢)とプラナヤマ(呼吸法)です。

アサナに関して言えば、最低限の身体テクニックを指導者や本、あるいはビデオ教材などから学ばなくてはなりません。
ヨガに限らず太極拳や気功、あるいはいかなる類のボディセラピーであれ、スポーツやジムのエクササイズであれ、その人がそれを好きであれば効用があります。ヨガで重要なのは、自分の身体(ボディ)を心(マインド)と精神(スピリット)につなげることです。プラナヤマにも同じことが言え、正式なテクニックを習うにしろ、ただ深呼吸をするにせよ、常に自分の呼吸のリズムを観察し続けるのです。これは地下鉄に乗っている時でも、オフィスにいる時にでも行うことができます。これこそが真のヨガであると言えると私は思います。(続く)

(※1)パラマハンサ・ヨガナンダ著「あるヨギの自叙伝」
(※2)セルフ・リアリゼーション・フェローシップ(SRF)(英語)
(※3)ヴィヴェーカーナンダ
(※4)ヨギ・バジャン(英語)
ヨギ・バジャン著「真理のひびきー無限への瞑想」


原文(英語)はコチラ....
ヨガと占星術、その実践における鍵(2)
[PR]

by xavier_astro | 2010-09-02 00:00 | 占星術  

<< YOGA AND ASTROL... YOGA AND ASTROL... >>