困難な時代を生きる〜悲劇的状況から気づきを得るために(1)

この文中で述べることは、私自身のシンボル研究から得た経験と、日本文化に対する愛と称賛、そして痛みと深い悲しみを、慎んで、日本のみなさんと共に分かち合いたい、という私の気持ちに基づいた、極めて個人的な意見です。

この度、日本で起きた大地震、壊滅的な津波、それに伴う多くの人々の命や、物的資源の消失をまねいた一連の出来事について、多くの報道がなされていますし、これから先も様々なことが言われていくことでしょう。この災難が単に地質学的変動と言われようが、国家が復興していくのは時間の問題であって、日本人の勤勉さと知性が、この災害を克服し国を再建していくだろうことを、疑う人などいないでしょう。




ああ、しかし、何ということでしょう! 福島原発の脅威は、日本の将来の展望を、未来永劫、変化させてしまいました。国土を完全に崩壊し、居住不可能な状態にしてしまうかもしれない、予測不能の断続的に続く余震の恐怖は、人々を人質のように、この国の領土から動けない状態にし、さらには、国家の最新テクノロジーだったはずのものは、いつ爆発するや知れぬ装置へと変わり果ててしまったのです。確かなことは、現代社会の生活を機能させる2つの主だった力は、特に日本においては水と電気であり、その2つは邪悪な勢力によって、常に操作されているように思われます。私の持つ日本のイメージは、いつも水と光を連想させるのです。太陽は単に日本の象徴というだけではなく、光や活発なエネルギーに関係しています。また、水は、農業においてだけでなく、日本の大半の伝統文化の根幹にあるものです。入浴の習慣や 茶道など多くのものの中に水が存在します。        

起きてしまったこれら全てのことは、まるで目の覚めることのない悪夢を見ているかのようです。しかし私たちは向かい合わなくてはなりません。また一方で、どんなに楽天的に考えても、物事はもはや以前と同じというわけにいきません。放射能汚染は何世代にも渡って存在し続けるのです。それでも、私たちは生活を続け、可能な限り順応し、できるだけうまくやりこなさねばならないのです。また一方で、このことは、ある種の圧力とも言える、この未曽有の大震災の影響、この私が言うところの人質状態は、私たちに「このことを簡単に忘れてはいけない」と警告しているように思えます。そしてこのことは当然何かしらの意味があるはずなのです。

私たちのチャレンジは、これら全て起きたことの意味について、深く思案するための適切な方法を見出すことであり、そこに何か意味をもたらすことです。この観点から考えを深めることが私が目的としたいところです。私は答えを知っているなどと言うつもりもありませんし、そんなことは馬鹿げたことだと思います。私はただ、謙虚になって、この状況に対する意味を見つける出す方法を探って行きたいと思っているだけです。そしてそれは新しい道を開くためであり、その道は、誰もが自らの経験から答えを見出すために開かれています。

日本の惨劇は世界中を脅かし、核の力を利用している国々にとっては深刻な警告となりました。地震と津波の他にも、多くの事故が起こる可能性があり、またそれは、日本よりもずっと対処が遅いであろう政府の国々でも起こり得るのです。失敗や重大なミスも多々あったけれども、この緊急事態は、世界中でとりわけよく準備された場所で起きました。もし地球上の国々がこれを機に学ばないのならば、人類は滅びる運命にあるでしょう。

私の考えでは、日本の出生図のための最も正確な日時は、1889年2月11日だと思います。この日の10時30分に、明治憲法が明治宮殿において発布されました。このチャートはたいそう魅惑的で、神秘に満ちています。太陽は水瓶座の10室にあり、革新的(太陽が水瓶座)な世界のリーダー(10室)になる可能性を示しています。この傾向は6室の天王星(仕事とテクノロジー)によって強められますし、水星(知性と適応能力)もまた高い位置にあります。国家のチャートにおける月は、その国の人々やその先祖から伝わる伝統を表わしますが、この双子座の月は、急激な変化へ適応する能力(火星とのスクエアで強調される)を示しており、またお金や物的資源に関する第二室に在るので、お金を稼ぐ能力があると言えます。そして、慎重な山羊座のサインで、かつ第八室(権力とコントロール)にある木星(拡大の星)の存在によって、より強められることでしょう。

e0182773_1023850.gif日本国のチャート
明治憲法発布の日
1889年2月11日
10:30am
東京


しかしながら、日本のチャート全体を読むことになると、もうひとつ別の記事の主題となってしまうくらいなので、今は控えることにします。ここではこのチャートの中の、その惨劇に関する側面を示すアスペクトと、そこに隠された意味に焦点をあててみたいと思います。この考えを発展させるためには、惨劇が起きたことの深い意味を見ていく必要があります。

まず最初に、イタリアのアッシジで行われたクンダリニーヨガのワークショップで、私が教えられたことをここでお伝えしたいと思います。「個人や共同体全体が大惨事に見舞われた時に、愕然として行動を起こせなくなる傾向があります。被災した人々の表情は、困惑しきって、呆然自失となり、動くことすらできず、そして彼らは自分の残りの人生を、こんな状態を引きずりながら生きることになるのです。」これはもちろん人間ならば当然のことです。しかし、クンダリーニの伝統的な教えによれば、このような場合に私たちがしなければならないことは、巨大なエネルギーの放出とその衝撃を、自分たちの状況を変容させることに使うということです。ヨガでは身体の反応を、極限の感情と共に鍛錬しているので、ヨギにとってこう言うのは簡単なことです。この視点で、私がお薦めするとても実践的なことは、呼吸法を学ぶこと、あるいは、ただひたすら呼吸のリズムにフォーカスするということです。私たちはこれを、例えば、恐しいニュースを見聞きする度に、実践することができます。そしてもしできれば、そんなに強くない余震の時に、これを試してみてください。(続く)

原文(英語)はコチラ
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by xavier_astro | 2011-05-02 00:00  

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