香港=21世紀の都市?

水瓶座の時代の夜明けが近づきつつあった20世紀、都市化と科学技術の発展に特徴づけられる現代社会と言って思い浮かぶのは、ニューヨークやロサンゼルスなどの大都市でした。しかし21世紀は、香港のような都市が新しい時代の象徴となるような気がしています。19世紀の象徴的都市と言ったら、パリでしょう。

東京のような都市は、今もそしてこれからも、新科学技術や芸術的イノベーションの象徴であり続けることは確かでしょう。けれども、この都市は近代化や発展というようなことにあまりに忠実で、世界の近代化の発展に逆らうような論争や対立などは、実際にはほとんどありません。

香港のような都市では、この国の今年のチャートで、冥王星と土星に示されているように、今世紀の闇と光、両側面間の矛盾が、ますます浮き彫りになっていくことでしょう。
私は最初に香港を訪れた時から、直感していたことなのですが、この数ヶ月の間に、香港は21世紀がどうなっていくかを知る小宇宙であり、実験場なのだ、という決定的な認識を持つに至りました。



香港滞在中、世界のいろんな地域から大切な友人たちが私を訪ねて来てくれたので、彼らに香港を案内してまわりました。フランスからの友人はタイ人の奥さんを連れて、スペインからは78歳の私のクライアント、彼とは数年のカウンセリングを通じてよい友達になりました。彼らのお蔭で、香港を内側と外側の両方の視点から見て感じることができました。フランスの友人とは自分のインテリで危機的な背景についていつもシェアし合い、香港という場所がタイという伝統を重んじる国の人にとってどれだけ衝撃的かを、タイ人の奥さんの反応を通して感じることができました。スペインの友人は牡牛座で、香港ならではの食べ物や買い物を非常に楽しんでいました。

私の認識では、香港はまるでナイフの刃であり、それはつまり中国という巨大な権力に逆らうのか服従するかの狭間の細い線であるかのようです。イギリス植民地時代からすでに現れていたアイデンティティーの危機はますます過激になり、全てが消滅してしまうのではないかという恐れ(チャートの土星と冥王星)によって、権威に対する反逆精神が植え付けられています。
もちろん、相反する性質は二極化するので、中国の反民主主義的な論理(極端な検閲)への恐れは、新しく到来する保護と権力(山羊座の冥王星と太陽、天秤座の土星)を求める精神によって、バランスされています。一方で、自治することと自己表現への欲求は、先祖代々からの土地(蟹座の月、獅子座の火星、5室の木星)と誇りをもって関わろうとする欲求によって、均衡を保っているようです。

香港は、近代化と伝統との間の緊張感を表しているのみならず、極端な科学技術的発展は未来への深刻な不安に満ちており、そしてまた都市国家としての存続の危機さえも感じているのです。10代の青年期の若者のように、香港は権威(または母親イメージ)によって破壊されてしまうかもしれないという恐れと、母親に見捨てられるのではないかという恐れとの間で、二つに引き裂かれているのです。

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原文(英語)はこちら
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by xavier_astro | 2010-02-15 00:00 | 占星術  

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